「紙」は、PC上で情報の整理・活用を簡単かつ汎用性を失わない状態で行えるよう、洛西一周さんによって開発されたスクラップブックソフトです。
無料で使える「紙 2001」と有料の「紙copi」の2種類があり、「紙copi」はユミルリンク株式会社によって販売されています。
洛西さんのホームページ、もしくは公式サイト[kamilabo.jp]からダウンロードできます。
「紙copi」はインストールした日から起算して30日間は全機能を制限なく試用する事が出来ますので、まだ使ったことがない方はこの機会に是非試用してみる事をお勧めします。
Webページや配信されたメールマガジンなどを見ていて、ちょっとした情報に出会う事があると思います。お気に入りに登録したり、テキストエディタを開いて書き留めるという手間をかけるほどの重要性は無いけど、どこかに残しておきたいような情報です。
また、調べ物の最中に、目的の情報とは関係ないけど、前から少し気になっていた事の答えらしきものを見つける事もよくあります。時間があるときはゆっくり見る事が出来ますが、仕事中などではどうしても後回しになってしまいますよね。けれども、いつしかすっかり忘れてしまったり、いざ見ようとしても、ページが更新されて見れなくなってしまったというのもよくあります。
このような、「今すぐに必要ではないけど、とりあえず残しておきたい情報」の収集・管理に、紙が役に立ちます。
紙では、Webブラウザやメールソフト・Wordなどの各種アプリケーションから、そのままの見た目を維持した状態で(*1)、必要な部分の情報だけを即座にPCへ保存する事が出来ます。
また、エディタとしての機能では、ファイルに変更があればその時点で自動的に保存処理をしますので、突然のPCのフリーズに見舞われた時も、せっかく作成したデータが消えてしまうという事はありません。
もちろんバックアップはとられますし、ファイルを書込み禁止の状態に変更する事も容易に出来ますので、変更してはまずいファイルの閲覧も心配ありません。
更に有料の「紙 copi」では、Word・Excel・一太郎・PDF・DocuWorks文書の閲覧(*2)、HTMLファイルのWYSIWYG編集、複数階層でのデータ管理・検索などが可能です。
その他にも、ネットワークフォルダにも対応してますので複数PCでの情報共有が可能ですし、指定したファイルをワンクリックで開く「しおり」機能や、情報の重要性や緊急性などをファイル名の別色や太字表示などで分類可能な「重要度」機能などがありますので、スケジュール管理、論文やレポートの資料集めなど、アイデア次第で幅広く活用できます。
具体的な活用事例は、「紙」活用案内で解説してあります。
[注釈開始]
- 「紙 copi」では、CSSファイルやJavaScriptファイル、そしてインラインフレームページなども同時に取り込みますので、より確実にWeb上と同じ見た目を再現できます。
※ただし、Webページの記述の仕方によっては完全に再現できない場合もあります。詳しくは[FAQ -取り込めないファイルもあるのですか?-]をご覧下さい。
- Word・Excelファイルは、閲覧だけでなく簡単な編集作業も可能です。
[注釈終了]